幕末機関説 いろはにほへと 幕末機関説 いろはにほへと
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 第十五話「秘刀共鳴す」
第十五話 第十五話
一座と別れた耀次郎と赫乃丈の姿は、日光街道にあった。鳥羽・伏見から広がった戊辰の戦火は北へと拡大し、下野国(現・栃木県)宇都宮宿もまた、焦土と化していた。
だが、そこに暮らす人々は健気に力強く生き、木賃宿に響く旅芸人の小唄に乗せて、赫乃丈の舞が人々に束の間の笑顔をもたらす。そんな折、耀次郎のもとに聖天からの密書が届いた。

「東照大権現様が御霊屋 探索の要あり 直ちに訪なふべし」

『覇者の首』解放の謎を解き明かさんと、耀次郎は東照宮を目指す!
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