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あらすじ・スタッフ
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蒼鉄から届いた新たな台本。そこには、役者として中居屋重兵衛、秋月耀次郎の名が記されていた。
驚く一同。果たしてふたりは舞台に上がるのか?
その頃、英国公使パークスは、四人の兵士たちに「覇者の首」破壊の命令を下していた。一方、海上では、出航を前に、榎本武揚が最後の決断を下しかねていた。
「中居屋重兵衛死すとも、『覇者の首』が怨念と災いは消えぬ! この世の地獄は消えぬのだあっ!!」
品川沖を舞台に、一座本懐の仇討ち舞台、そして「覇者の首」封印の瞬間(とき)が訪れようとしていた――!